2017.12.25

【イベントレポート】エンジェル投資家 加藤順彦が伝える「海外進出のススメ。」

 

12月23日、クリスマスイブイブ…。
世間がクリスマス一色で浮かれモードの中、虎視眈々と次のブレイクを狙っているアトツギたちは己が事業をブラッシュアップをするため今日も大阪は梅田に向かうのだった…。

 

 

 

 

さて、今回トークしてくださったのは加藤順彦さんです!
加藤さんは「日本を外から揺さぶり、刺激を与える存在になる」を想いに、シンガポールを拠点としたエンジェル投資家として活躍されています。
世界を股にかけている加藤さんですが、実は彼も、その昔アトツギという立場だったのです。
今回は、そんな加藤さんに家業の海外進出のススメというテーマでお話していただきました。

 

 

トークイベントは加藤さんの家業の話から始まりました。

 

 

 

 

実家が鉄鋼系の会社を営んでいた加藤さん。
11歳の時、それまで自分の家が他とは少し違うことは気付いていましたが、祖父の葬儀で祖父の生前の影響力を目の当たりにしたのをきっかけに、自分は将来経営者になるという宿命に気が付きます。
高校時代、商売や経営の勉強をしようと決意した加藤さんは卒業後、関西学院大学商学部に進学。
しかし、そこで大学では商売について学べないと知ってしまい5月病になったそうです。

 

 

そんな時、同じ大学の先輩に巻き取られる形で学生ベンチャーの経営に参加します。その学生ベンチャーの東京進出をきっかけに、加藤さんは22歳で人生最大の懊悩を迎えます。その懊悩とはズバリ「家業を継ぐかどうか」。
あえて単位を落とすことで計画留年した加藤さんはこの問いを1年間悩み抜き、結論としてワクワクする方を選び、家業を継がない選択をします。

 

 

加藤さんは現在東南アジアでウミガメ(海外で起業し、成功することで母国に貢献する人)を生み出すべくエンジェル投資家として活動されています。

 

トークイベントでは日本の人口推移、人口ピラミッド、世界各国のGDP推移などのデータを元に如何に東南アジアにチャンスがあるかを熱く語っていただきました。

 

 

大学時代の学生ベンチャーの話を通して、人間は環境の生き物。自分を成長させるために異常な環境に身を置くべしと話されていたのはすごく印象に残りました。
トークの後は質問コーナー。
「家業のM&Aについてどう思うか」「持ち株率はどのくらいが良いのか」など、家業があったり、事業をしている方々からディープな質問が数多く飛び交いました。
「加藤さんがエンジェル投資家として何を基準に投資先を決めているのか」という質問には、事業計画書などではなくその人自身や事業に対する熱意などをみているとのこと。
意外な回答に会場内からは感嘆の声が多く上がりました。
加藤さんにはイベントの後の交流の時間でも多くの人の話を聞いていただきました。
本当に気さくな方で、あっという間の2時間だったように思います。
加藤さん、本当にありがとうございました!
今回トークイベントに来た人も来なかった人も加藤さんの「若者よ、アジアのウミガメとなれ」(http://amzn.asia/djbzuQm)を是非チェックしてみて下さい!
さて、今回加藤さんのトークイベントを通して家業の可能性を感じた人は2018年2月23日(金)〜25日(日)開催のアトツギソンに是非参加ください!ちなみに、優勝チームには加藤様に事業相談できるかもしれません。お楽しみに!
 また、Peatixではどんな参加者の方がいるのかも続々更新してますので是非確認してみて下さい!
アトツギソン申込みはこちらから➝https://peatix.com/event/321568/
なべちゃん(高鍋和哉)

なべちゃん(高鍋和哉)

1995年生れ。 家業はハマチ養殖。 実家は人口400人弱の小さな離島。 小学校の全校児童は14人、同級生は男3人、中学生になって初めて同い年の女の子と喋った、など少子高齢化最前線を突っ走るお手本のような過疎地域でのびのび育つ。 海に落ちた時のために着衣泳の授業があったなど、離島あるあるを共感できる人を密かに探している。 大学2年生の時に関西大学の後継者ゼミを通してベンチャー型事業承継を知り、共感。 本プロジェクトには山野さんの優しい(?)勧誘により参加。

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