2017.11.29
【イベントレポート】アトツギ社会科見学いってきました!
アトツギトークイベントのスピンオフ企画、「アトツギ社会科見学」に行ってまいりました!
今年の夏から家業で新しいことを始めた経営者の方をお招きしてお話を聞く会を大阪梅田で開催していたのですが、その第2回に登場してもらった、人気サンダルブランド「リゲッタカヌー」の会社、シューズミニッシュさんの高本社長に「会社見学、いつでもおいでよ!」と言っていただいたので、見学会を企画し、訪問することに。
<見学会告知のバナー↓>
実はこのバナー画像、大変申し訳ないことに社長のお名前を間違えるという大失態、、、それに気づかず会社へお伺いしたんですが、「この間違い、社員が気づいてウケてくれて!ありがとね!いいネタ!!」と明るく笑ってくれて。とても心の広い素敵な高本社長でした。(本当に申し訳なかったです!)
シューズミニッシュは、大阪生野区で、お父さんと、時々お母さんと……家族で奮闘していた「タカモトゴム工業所」というサンダル製造の会社でしたが、今は「有限会社シューズミニッシュ」に名前をかえ、働く人が約100人にもなるという大所帯に成長。
↑ 前回のトークイベントの様子&人気ブランド「リゲッタカヌー」
前回のトークイベントでは、自由で楽しい雰囲気の会社なんです、とのことだったので、社長に無理をお願いし、社員の方とお話をする時間も設けさせてもらいました。
社長の話を聞く限りでは、めちゃめちゃ楽しそうな会社だなぁと思っていたのですが、果たして社員から見た実態は?!
*****
11月某日。大阪生野区、千日前線の北巽駅へ集合。
シューズミニッシュ社へ向かう社会科見学のご一行。
参加者同士わいわいおしゃべりしながら楽しく歩いていたら、あっという間に到着しました。
広報の真田さんがお出迎えしてくだって、早速中へ!
紙や絵がそこら中に貼られている社内、賑やかな印象に参加者も興味津々の様子。
高本さんが、相変わらず優しくお出迎え。ふかふかのソファーに座って早速お話を聞く時間。
実はこの部屋、普段は会議室だそうで、社員の皆さんは自由に使えるのだそうです。
↑ 会議室の本棚には漫画がたくさん。いつでも自由に読んでいいそうです。
当日はアトツギベンチャーの活動の取材もあり、カメラが回っていて緊張しているメンバーも……
会議室で一通りお話を聞いた後、社内を案内してもらうことになりました。
壁には隙間なく、高本さんが手書きで書き綴った会社の歴史、靴のデザイン、会社の業績やら、お客様・スタッフの声、一つ一つ見て回りたいくらいでした。
特に会社の歴史の資料は、「もうこんなことまでかくの?ってことまで書いてて、恥ずかしすぎて剥がしたいって思うくらい(笑)」と高本社長。
続いて、スタッフの方がお仕事をしているフロアへ。
今までの累計販売数の記録だそう。およそ672万足、す…すごい。。。。!!
フロアに降りてまず驚いたことは、社員さんがみんな若いということ。
そしてみなさん黙々と仕事をしているようでしたが、なにやら楽しそうな雰囲気のオフィス。
なぞの落書きやら張り紙やらが所狭し。
↑社員旅行の様子が壁に貼られておりました。社長の弾けっぷり。いい会社だなぁ。
「基本的にはみんなに任せるようにしていて」ということで、会議や仕事も社員の方が自発的に始めたことをじっと見守ることが多いそうです。
もちろん、そこは譲れない!という最後の一線みたいなものはあるようで、そこはきちんと指摘したり話す機会を設けるそうなんですが、ほとんどは見守るに徹するそう。
「仕事をする上では、納得して進んでいく必要があると思っていて、社員がそれをしないまま、リーダーが引っ張っていくことは、一旦はうまくいくかもしれないんだけど、いつか綻びが生まれると思うので、僕はみんなのことを見守るように心がけているんです」
自主性に任せる、活動を社員に委ねる。なかなかできないことだなと思います。
中小企業の大きな課題である採用、特に若い人の採用が難しいと言われている中、こんなにも若い人が集まってくる会社なかなかない!ということで、採用の秘訣を聞いてみたところ、「特にないかなー」とのこと。なんとか食い下がってみたところ、
「強いて言えば、いつでもオフィスに来てもらうのはウェルカムだし、会社のみんなが楽しそうに働いている雰囲気は自信があるかも。」と高本社長。
↑これは滋賀の名物「とびだしぼうや」。くくりつけられている(笑)
↑高本社長、つい先日大阪府の認定している「なにわの名工」に選ばれ表彰されている!すごい!!
*****
さて、こちらはスタッフの方達が自主的に作り始めた「生野MAP」
実はシューズミニッシュ社さんは自社で工場を持っているわけではなく、街のそこかしこにある縫製や裁断をしてくれる町工場や自営業の方に製造工程をお願いして出来上がるんだそうです。
どこの地域にどの工程の人がいる、ミシンが何台など、どんな設備を持っている、そんなことが一つ一つ記された地図。「改めて可視化することで、自分たちと関わりのある街の人がどこにいるのかがよくわかり、街全体で製品を作っているということが目に見えてよかった。」と社長。
新しく入社した人にもわかりやすいなど、好評を得ているようです。
生野の街全体で作っているサンダル「リゲッタカヌー」ということがめちゃめちゃよくわかる地図でした。
この地図も、働く人たちが自分たちのアイディアで始めて、それがどういう形になっていくのかをじっと見守っていたらここまで出来上がったもの。シューズミニッシュ社の社風が現れている掲示物でした。
*****
そして最後に、高本社長は退席していただき、代わりに部屋に入ってきてくださったのは社員のみなさま。
初期の頃に入社した社員さん、大きく拡大する時に入社した社員さん、新卒で入社した社員さんにお越しいただき、みなさんのシューズミニッシュ社との出会いや、今働いてみてどうなのか、社長ってどんな人?!っていうお話を赤裸々にお話いただきました。
皆さん、会社との出会い方は様々でしたが、自らの力を発揮して活躍できる場なんだなということが、お話の中から見えてきます。
初期の頃のメンバーのお二人いわく、「僕ら世代の入社組は、基本的にガンダム好きで、パーティーピーポーみたいなお祭りタイプの人が少ないというか、いい意味で根暗が多いですね〜(笑)」とのこと。
「根暗です」をいい意味として楽しそうにそう言ってしまえる。皆さんが無理なく自然体で働ける職場環境なんだなと思います。
素敵な会社にするために奮闘している高本社長と、一緒に会社を盛り上げていっている社員の皆さんで作られている雰囲気がとても素敵で一同感動しきり。
2時間に渡る長時間の会社見学でしたが、社長や社員の方の言葉に学びが多くて、あっという間でした。
最後はみんなで!
シューズミニッシュの皆さん、高本社長、ありがとうございました!!!!
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【会社情報】
有限会社シューズミニッシュ
〒544-0012 大阪府大阪市生野区巽西1丁目9-24
会社サイト :http://www.mini-shu.com
リゲッタと会社のことがもっとよくわかる!
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<参加者の感想>
シューズミニッシュさんを訪問してみて感じたことは、「社員さんが本当に生き生きと自発的に仕事を楽しんでいる」ということでした。
会社の壁に貼られた社員旅行の写真の切り抜きや、応接室の什器の数々は、従業員の方々が進んで作られたとのことでした。その手作り感溢れた品物の数々や、書き込みの数々に“温かみ”や“温もり”を感じました。
これも高本社長の人間力がもらたした成果なのだと私は思います。
いつか自分も、シューズミニッシュさんのように“血の通った会社に自社を発展していきたい”改めてそう感じました。
(Tさん/家業:大阪・製造業)
ナカヤマ(中山 佳奈江)
1986年生れ。家業はド田舎&山奥で食器と仏壇の小売業。ギリギリU34なメンバー最年長であり唯一の昭和生まれ。前職の出張が多い生活が高じて鉄道路線図や地図とにらめっこするのが趣味。誰かへおすすめできる場所や物を中心とした旅行やお出かけに関する記事の執筆・写真提供の活動をしている。好きな食べ物はアジフライとみそ汁。昭和っぽい雰囲気が漂う喫茶店、赤ちょうちんの居酒屋の佇まいになぜホッとしてしまいがち。
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