2022.01.26

【インタビューvol.53】ワールドワイドに広がれこんにゃく文化! 「SHAPE MEN」STORY(中尾食品工業株式会社 中尾 友彦 氏)

Q. 「SHAPE MEN」って??


一般的な「こんにゃく」とは違い、身体にじっくりと吸収されるようにタンパク質(カゼインプロテイン)3g配合したヘルシーこんにゃくヌードル。水洗いですぐに食べられるのも特徴。

 

 

 

 

 

Q. 「SHAPE MEN」はどうやって生まれた?

当初は「MACHO MEN」のネーミングでタンパク質を10g配合の商品を売る予定だったが、こんにゃく麺がプツプツと切れてしまうアクシデントがあり「MACHO MEN」の商品化は断念。

現在のプロテイン市場をより見つめ直し、ただ「筋肉がある」、「痩せる」ことよりも「筋肉もありつつスリムな体型」になりたい人が増えている昨今の流れに気づいた。そこでシェイプアップを売りにした商品へシフト。世界でも売れる商品にするため、英語表記の「SHAPE MEN」は誕生した。

 

 

 

 

 

Q. こんにゃくなのに英語の商品名とポップなデザインにしたのはなぜ?

 

昨今のこんにゃく離れ。今や1人あたり年間596円分のこんにゃく消費となり、こんにゃく市場を変えていかなければと思い立った。

 

 

 

Q. 中尾さんって継ぐ前は何をしていた?

高校生の頃から経営者になりたいと考え、大学では経営工学を専攻。卒業後は営業が学べる証券マンに。

 

 

 

 

Q. 継いだ後、大変だったことは?

100年近く続く家業に戻ったある日、ところてんにカビが生える事件が発生。これを機に25歳で代表交代を申し出、いつまでも改善しない組織や衛生管理の立て直しを自ら行った。

その後コンビニのおでん白滝という大型受注もあり、わずか3年で業績は回復した。

 

 

29歳、東京の一等地に開店するも、売上不振によりわずか数ヶ月で閉店することとなったこんにゃくスムージー事業。マーケティング業界の経営者と共同で新会社を立ち上げて運営していたが、事業方針の違いにより決裂。飲食事業の難しさも痛感し、ものづくりに原点回帰。SHAPE MENの開発に至る。

 

 

 

 

Q. これからの目標は?

大手食品メーカーがおからとこんにゃく麺で作った麺を開発し海外展開を始めた。「こんにゃく屋が負けてられない」と奮起。美味しさ、素材、デザイン共に上回るヘルシーヌードルで、健康需要が高まっている北米を皮切りに世界へ!他にも新商品としてヴィーガン向けのラーメン店をターゲットにしたこんにゃく麺をはじめ、SHAPE MENのシリーズ商品も近日発売予定。

 

 

 

 

Q. おすすめの食べ方は?

シンプルにつけ麺で食べるのがオススメ。その他レシピも公開中!

 

 

 

 

 

 

 

(文章/イラスト:坂本 葵)


<会社情報>

中尾食品工業株式会社

https://nakaoshokuhin.co.jp

大阪府堺市西区草部715

代表取締役社長 中尾 友彦 氏


 

 

アトツギベンチャー編集部

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